この記事をご覧の皆さんは
「鶏ちゃんって何だろう」「鶏ちゃん焼きってどんな味だろう」
このような疑問を抱えているかもしれません。
そこで、今回は鶏ちゃんとは何かについてと、鶏ちゃんの歴史について解説します。
□鶏ちゃんとは何かをご紹介!
岐阜グルメを代表する鶏ちゃんをよく知らない方も中にはいらっしゃいますよね。
鶏ちゃんとは、鶏肉を味噌や醤油ベースのタレなどに漬け込み、キャベツや玉ねぎ、季節の野菜などと炒めて食べる料理です。
岐阜県の山間に伝わる地元民には欠かせない郷土料理で、素朴な味わいながらご飯もお酒も進みます。
また、鶏ちゃんが誕生したきっかけとして、もともと廃鶏をタンパク源として調理して食べていたことがあります。
簡単に調理できることから、今では飲み会やBBQなどに使われるようになりました。
鶏ちゃんは家庭や店によってバリエーションが豊富にあり、お店や家庭の数だけ味があります。
肉にも、若鶏や親鳥、モツや皮を入れるなどの違いがあり、肉の切り方1つで食感も大きく変化するので多様な味を楽しめるでしょう。
主に鶏ちゃんは、ももとむね、皮キモなどの鶏肉の部位と、地味噌や醤油、塩、にんにくなどの調味料、キャベツ、玉ねぎなどの季節の野菜を材料に作られています。
鶏の種類は若鶏や親鳥ですが、それぞれ味わいに特徴があるので料理ごとに選ぶと良いでしょう。
□鶏ちゃんの歴史を解説!
鶏ちゃんについて説明してきましたが、鶏ちゃんの概要についてざっくりと把握していただけましたか。
次は、鶏ちゃんの歴史について詳しく解説しましょう。
下呂や郡上の田舎では、各家庭で卵を得るために鶏を飼育していましたが、1、2年経ち卵を産まなくなった廃鶏を用いたのが鶏ちゃんの始まりと言われています。
鶏ちゃんは、食肉があまり買えなかった当時、貴重な料理とされており、親族の集まりがある時によく振舞われました。
日々の疲れを癒してくれる料理だと言われている鶏ちゃんですが、背景にはこれらのような出来事があったのです。
鶏ちゃんは昭和40年ごろ急速に広まりますが、これにはブロイラーの普及で鶏肉の価格が低下したという背景があります。
また、同時にスーパーで真空冷凍パックに入った鶏ちゃんが普及するようになり、さらに鶏ちゃんが市場で流通するようになります。
平成に入ってからは、鶏ちゃんがあまり知られていなかった地域にも、下呂や郡上出身の方がお店を開いたことで普及するようになり、今の鶏ちゃんが浸透していきました。
□まとめ
この記事では、鶏ちゃんの概要や歴史について解説しました。
岐阜で有名なご当地グルメである鶏ちゃんは、素朴で癖になる味わいが特徴です。
この記事を鶏ちゃんを買う際の参考にしていただけると幸いです。